「高砂さんって彼女とかいないんですか?」

深い意味はなく聞いてみる

「なっ、何ですか?いきなり。あなたに私のプライベートをお話する必要ありません」

あっちょっと耳赤くなってる

高砂さんて仕事以外になると案外人間っぽいとこあるんだよね

って人間だし、高砂さん

「高砂さんの彼女さんはきっとなんでもできちゃう人なんだろうなと思って」

「そんな彼女なんていません。第一、何でも出来る人を私は好きになったりしませんから」

「どうしてですか?」

「どうしてって、面白くないでしょう?

私の性格上あなたみたいに少々抜けている女性の方が

いじめがいがあって構いたくなりますね」

要はドSって訳か…

って言うかあなたみたいって…何か私の事が好きみたいに聞こえるじゃない

「あなたみたいとは言いましたが、あなたに恋愛感情を抱くなんて百年先にもあり得ませんから」

「………………」

全否定された