邪魔にならないように高砂さんの後に続いて部屋を出ると

終始ご立腹顔の高砂さんに勇気を振り絞り恐る恐る聞いてみた

「あのぉ…」

「何です?」

「私クビですか?」

「はあっ?」

「すすすすいません!」

あまりの迫力に取り敢えず謝る

「辞めさせる訳にいかないでしょ

あなたが先生の事を他言しないようにも目の届く所に置いておかねばなりません

むしろ、逃げられないと思ってください」

に、逃げられないって…

怖っ

でも良かった…取り敢えず、クビにならないんだ

就活しなくていいんだ

何よりもまた瑞希さんの側にいれるって事の方がずっとうれしい

但し、鬼の監視つきだけどね