「先生、いつも勘で購入される馬券当たったこと一度もありませんよね」

そうなんだ…当たらない勘で雇われた私…

何か微妙だよね

ってめちゃ適当じゃん

マジでまともな理由ないの!?

でも今は、そんな事より私もしかしてクビになる!?

せっかく就職できたのに二週間でクビ?また就活しなきゃダメなの?

「とにかく、今はこれ以上話している時間がありません

先生は仕事にとりかかってください」

へいへいと呑気な返事をすると瑞季さんはパソコンが置いてあるデスクに座り、早速キーボードを叩き出した

あぁ…瑞季さんが真面目にお仕事する姿、なんてカッコいいんだろう

ゴホンって高砂さんに咳払いをされ

つい瑞季さんに見とれていた事に気づきハッとする