「全くあなたと言う人は、はぁ…」

と高砂さんは額を手で抑えながら長いため息をつくと

「先生、こんなどこの誰だか解らないような人間によくこんな大事な事をお話になるなんて、一体どうお考えですか?」

何か私とっても居づらいんですけど…

「確かに高砂さんに相談なしで決めたことは悪いと思ってる、謝る

だけどオレはコイツの事信用できると思ったから全てを話して雇ったんだ」

瑞希さん…信用だなんて私の事そんな風に見てくれてたんだ。うれしくて泣きそうだよ

私の感動を高砂さんの冷たい声が絶ちきる

「何を根拠に」

瑞希さん、ここは一つビシッと私の事言ってやって。さあ!

「勘?かな」

へっ!?

勘?かなって…

それだけ?

何か他にありますよね?

真剣な眼差しが…とか

真面目そうな見た目が…とか

えぇぇぇぇー!?