「...あれ?」 戸棚の中に、小さい 箱が入っていた。 美緒の忘れ物だろうか。 開けてみると、 そこには懐かしいものが入っている。 「あ。思い出した」 高校生の頃、 "嬉しかったり哀しかったりしたら、 その時持ってたものとか 集めるといいよ。 もし忘れちゃっても、見ればきっと 思い出せるでしょう?" と言われて渋々集めたんだ。 その中に、ちゃんと 年賀状も収まっていた。 「どんだけ嬉しかったんだ、俺」 ちょっと恥ずかしい。