戸棚の中の箱を開ける。 中の束を全部取って、 1枚1枚見ていく。 俺が高校生だった時の年賀状だ。 高校生になってもはがきで 送ってくれる人も少なくなく、 こっちに移り住む時に 自分宛のものだけ持ってきたのだ。 「...え...。」 全部確認し終える。 どのはがきにも 美緒の名前はない。 「え、俺..無くした...!?」