【僕等のヒント】




「チアキ、上を見ていてね。」



「あぁ。」



「絶対にこっち見ないでね。」



「…あぁ。」





緊迫しはじめる僕等の空気


何かとても大切なことのようで

彼女は躊躇していた



彼女が話しだそうと深呼吸をしている間に


いくつかの星が瞬いた







「本当はね私は…
 こんなところに来ちゃいけないの」



「…………」



「だってチアキと一緒じゃないんだもの」







寂しそうに君が笑った






「どういう意味…?」



「ここに私はいちゃいけないの」



「そんなことないさ」



「だめなんだよ」







またそんな笑い方をする