てなわけで、山田くんの教室に向かってるなう。 スキップしてて変な目で見られるが見ないフリ! 「山田くん居ますかー?」 後ろのドアから呼んでみる。すると一斉に、女子の皆さんの鋭い視線が集まった。 まるで獲物を狙うライオンのような気迫に、一歩後ずさる。な、なんなんだっ!? 「あ、君いつも聖に付きまとってる子だよね?」 付きまとってるって……いやそうなんだけど。 高い位置から投げられた質問に、顔を上げる。そこにはニッコリ笑顔の美少年が。