「はぁ…。取り合えず、叫ばないでくれる?」
「…はい…」
やっぱり迷惑だったかな…。
「…別に、好きでいることを止めろとは言ってないよ」
「……え…?」
ワントーン穏やかになった口調に、反射的に顔を上げる。
無愛想な表情の中。優しい瞳が、あたしを見つめていた。
「…いいの…?」
「駄目って言ったって、好きでいるんでしょ?」
「……っ!うん、うんっ…!好きでいます!」
「…フッ。まぁ頑張れば」
「はいっ…!山田くんのハートをゲットします!」
「それは無理だな」
最後のは、完璧スルーした。
嬉しくて、嬉しくて、やっぱりあたし、山田くんが好きだーって。
フラれたのに、逆にヤル気出ちゃったし。口はニヤけるし。
絶対、山田くんを振り向かせてみせるよ。
山田くんが誰を好きでも、その人しか目に映ってなくても。
この気持ちは、
一生変わらない―――――……。

