「や…山田くん…っ」
ボスが男の子を見上げ、焦ったように言った。
なぜにボスよ、顔を赤くしとるんだ。アンタにはシュウちゃんがおるやろ。
ていうか…山田くんて?この人の名前?
「後輩相手に集団でリンチ?暇だね」
「……っ」
ほんとにその通りだよねー…。
淡々と話す山田くん?に、ボスは悔しそうに顔を歪める。
「取り合えず、全部アンタの逆恨み。シュウ先輩はアンタが好きって言ってたよ」
「えっ……」
おおっ。シュウちゃん先輩男前!
山田くんがボスの手を離すと、ボスは俯いてしまった。
「…あたし…ごめんなさい…」
「謝るのはこの子にして下さい」
「へっ……」
山田くんはそう言い、あたしを指差した。
ボスはあたしに、泣きながら謝った。

