「…なるほどねぇ~…」
「あたしはなんてバカなんだ…!」
「ん~…ま、でも山田くんも照れ隠しだよ!」
美喜ちゃん、笑顔引きつってます。
うぅ…山田くんに謝りたいよ。
「…嫌われたかなー…」
「え?それは………………………ないでしょ!」
何だ今の間は?
美喜ちゃん、目が泳いでますよ。
「柚希、気にしてるなら謝ればいいじゃん。早い方がいいよ?今日とかさ」
「でもタイミングがな~…」
「え?タイミングなんて作っちゃえばいいんだよ!」
すごいサラッと言ったねこの人は。
「今日は絶好のチャンス!松川待つの、弓道場の前にすれば山田くんに会えるよ」
「……!確かに!」
思わず立ち上がる。美喜ちゃん天才!
「そうと決まれば弓道場へゴー!」
「オーッ!」
美喜ちゃんと拳を突き上げ、鞄を手に教室を飛び出した。

