……あー…あたしアホすぎる。
山田くんの笑顔に頭がオーバーヒートするとか、まさか自分がここまでアホだったとは……。
いやでも……カッコ良かったよなぁ…。
何だかいつもの笑顔より優しくて、でも少し無邪気な男の子の面影もあって。
あれかな……松川くんと仲直りしたから、やっぱり何だかんだ言って嬉しかったのかなぁ~…。
うへへ……可愛かったなぁ………♪
「…あ、笑った」
「…ん…んー…?……っ、えっ!?山田くん!?」
「起きた?」
えぇぇ?えぇぇ??
目を開ければ、そこには心配そうに覗き込む山田くんのどアップが。
あわあわあわ。
そ、そんなに近いとまた倒れます!
「ここどこですか…!?」
背中にはふかふかの布団、上には天井が広がっていて。
勢いよく体を起こすと、少しクラッとした。
「大丈夫?」
山田くんが体を支えてくれて。
触れられた所から、また熱が上がる。
「…えっと…?」
「スミレ先輩の別荘だよ。……あんた、軽い熱中症だって。…ビックリした。いきなり倒れるから」
「あはは…ごめんね、心配かけちゃって」
「…いや、それはいいんだけどさ…。……俺こそ、ごめんね。気付けなくて」
そう消えそうな声で呟いて、ゆっくりと俯いてしまった山田くん。
うわ……うわうわうわうわうわ。
や、山田くんが落ち込んでる……。
何か、シュン…て垂れた耳と尻尾まで見える。
いや、不謹慎だけど。ほんと、不謹慎なんだけど。
カワイイ………。

