「へ~。これがね~。
……カッコいい彼氏さんだね?」
「ですよね!?もう後光が差して見えません!?見てるだけで失神しそうで大変なんですよ!?究極にカッコいいんです!!わかってもらえました!?」
すんごい勢いで前のめりになりながら叫んだあたしは、少し後ろにのけ反ったお兄さんの引きつった笑みと、すぐ後ろで聞こえた山田くんの溜め息にハッとした。
…………あたし、バカじゃん。
「はぁ……馬鹿」
「ゔっ…ごめんなさい…」
ほんとに、馬鹿すぎる。
あたし、ほんとにバカすぎて泣けてくる。
こんなの……もう、絶対愛想尽かされ………
「…もうほんと照れますよねー。聞いての通り、彼女、俺にベタぼれなんです。
毎日毎日好き好きって言って来て、まぁそこがカワイイんですけど。こんなカワイイ彼女持つとこういう風にナンパされそうで不安なんです。
なんで、早くどっか行ってくれます?俺彼女とイチャイチャしたいんで」

