「じゃあまた後で、海に集合ね~」
『はーい』
歩いて5分ほど、別荘に到着。
部屋割りは二階に女子、一階に男子だ。
男子と別れ、二階に上がる。
ドアを開けると、あまりの広さに驚いた。
「伊吹先輩、ちょー広いじゃないですか!」
「え?そう?」
そうですって!逆にこれが広くなかったらあたしん家なんて犬小屋ですよ!
と、叫びたくなるくらいに部屋は広くて。
洋式なのかと思ったら和室で、畳……何畳分?
少なくとも、この一部屋に10人は寝れる。
「伊吹先輩って……何者」
「ほんと、ねぇ?」
美喜ちゃんと六花ちゃんとともに、呆然と見つめていたら伊吹先輩が首を傾げた。