夢見てた。
好きな人の彼女になりたいって。
好きな人と両想いになりたいって。
憧れてた。
美喜ちゃんや友達の話を聞くたび、恋ってなんだろうって。
あたしも、そんな素敵な恋がしたいって。
山田くんが初恋だった。
だからこそどうしていいか分からなくて、いっぱい空回った。
いっぱい泣いた。
いっぱい怒った。
いっぱい笑った。
でも最後には、やっぱり“好き”って気持ちが、それまでの何倍にも膨れ上がって。
もっともっと、好きになった。
恋って不思議だ。
嬉しくなったり、
悲しくなったり、
苦しくなったり、
楽しくなったり……。
恋をするだけで、こんなにも毎日が。色んな事が。
キラキラして見えるなんて知らなかった。
まだ、信じられないような気持ちもあるけれど。
今、触れ合っている、この手の温もりを信じたい。

