苦笑いするしかないあたしに、六花ちゃんは少し眉を下げて微笑んだ。
「…うらやましいな…」
「……えっ?」
うらやましい??
何が?告白されたことが?
?を全身で発するあたし。六花ちゃんはそんなあたしに気付いたのか、慌てた様子で否定し出した。
「あっ…別にひがみとかじゃなくてね!?ただ、あんなに松川くんに想われてることが、うらやましいな~って…」
そう言う六花ちゃんの顔は真っ赤。
……ん?これは、もしかして……。
「…六花ちゃんて、松川くんが好きなの?」
「…………………………へぇっ!!!?」
よほど驚いたのか、六花ちゃんが目を見開いて驚くまでの間、5秒。
六花ちゃんは太陽に負けないくらいの赤さで、必死に両手を振ってパニクってる。
「ちがっ…いや違くないけど!あっやっ…だからね!?」
「……」
初めて見る、こんな焦った六花ちゃんの姿。
それはもう、紛れもなく恋する乙女。
そっか…六花ちゃん、松川くんが好きだったんだ。
……余計に、き、気まずい……。

