「ありがとう六花ちゃん」
六花ちゃんの手から笑顔でタオルを受け取り、顔を拭いた。
さすが六花ちゃん。気遣いバッチリ!
「ありがとう、洗って返すね!」
「あっ…いいよ!わたしが気になって声掛けただけだし…」
「……?」
六花ちゃんはそう言うと、目線を自分の足元へと落とした。
急にしんみりしちゃって……どうしたの?
心配になり覗こうとしたら、タイミング良く六花ちゃんが顔を上げた。
ビックリして半歩後ずさるあたし。
「…六花ちゃん?」
「あの…柚希ちゃん、さっき松川くんに告白されてたよね?」
「うぇっ…!!?……み、見てたの?」
「ごめんね!?絆創膏もらおうと思って保健室行った帰りに、たまたま…」
「……そ、なんだぁ~…」
何だか、非常に気まずい。クラスメートに見られるほど、恥ずかしいものは無いよ。
別に松川くんに告白されたことが恥ずかしいんじゃなくて。
普段、恋愛系とは無縁のあたしが告られてる!?…って、後で色々言われるのが嫌なんだ。
まぁ六花ちゃんは、そういう事どうでもよさそうだけど。

