「なっ?! いつの間に!?」

「なー、お前命知らずな奴だな? うちのマリアにケンカ売ろうだなんてよ」

 同情するように、肩をポンッと、叩きながら言う。

「売ったケンカは返品不可だ。覚悟はいいか?」

「そ、そんなの屁理屈…」

「このあたしに逆らうのかい? さらに減点15点。ゲームオーバーだな」

 引き金を引こうとしたとき、いきなりドアが開かれた。
 そこには大量の魔族達がゾロリと群がっていた。

 傷ついた魔族は笑い出した。

「仲間がようやく結界を破ってここまできたようだな! 覚悟するのは貴様達…ごがっ!」

 銃口を口の中に入れられた魔族。

「笑い方が下品。減点20点。コンティニューもなしだ」


 ガウン!


 声を上げられぬまま、撃ち抜かれた魔族。床に転がり、灰となった。

 汚れた銃口を拭き取り、集まった魔族達に銃を向ける。