四人は何を言っているのかさっぱりわからず、怪訝な顔をしていた。

「キズナってうまい? ズッキーニの仲間?」

「食べ物じゃないんだけど、今のアタシ達にとっては、ウマイのかしらね?」

「ちげぇねぇや」

「ふん。一緒にするな」

 呆れたため息をつきながら、マリアは銃を構えた。

 メイデンは腕を下ろし、自分の周りに無数の針を出した。

「なぜ我が女王(マイ・シスター)が、お前達のような下等な者に執着するのはわからないけど、ゴキブリみたく生きてないで、さっさとあたしに食われなさいよ!」

 最後の言葉を引き金に、無数の針が四人へと襲い掛かっていった。