三人は顔を見合わせ、肩をすくめながら笑顔で対話し、マリアのもとへ駆けて行く。

 ミカエルはそんな四人の背中を見送るように、胸で十時を切る。

「寄せ集めのパズルで、どこまでいってくれるかわかりませんが、絆という名の糸に導かれし者達に、神の御加護があらんことを…」