私のあまりの準備の遅さに莉乃は呆れ、 本当に先に歩いて 理科室へ向かって行った。 「わぁ〜莉乃のバカ〜。」 一人教室に取り残されてしまったわたしは、 急いで理科室へ向かう 準備をする。 わたしって何で こんなにトロいんだろ―… なんて一人で 呆れていた時。 廊下から足音が聞こえた。