ソラナミダ
















「……いってきます。」








いつものように、両親へと挨拶して……



玄関の扉を開ける。









玄関を出て、今度は、右隣りの部屋を見て……




「……いってきます。」




もう一度、挨拶をする。








カツカツと…パンプスを鳴らして、





意を決して。



ずんずんずんずん……





突き進む。