「…………。」
いちかさんの今朝の様子……?
私は…そんなの、知らない。
知らないけれど…。
ただ……、キッチンにメモが置かれていた。
そこに書かれた内容は………?
「…………。いちかさんの番号と…アドレス?」
わざわざ…それを残した意図は…?
いつ、私が…いちかさんに連絡してもいいってこと…?
「………。」
ランチタイムはあと残り20分。
一度家に帰ってメモを取ってくる時間は…
ない。
でも、晴海くんのあの焦りようは……?
どう考えても、彼女と接触があったとは…思えない。
いちかさんの思いを…私は知っている。
もしかして、晴海くんが知り得ない話も…あったのかもしれない。
ほとんど素性の知れない私に話してくれたその勇気とは、
如何に話す人がいなくて、
如何に辛かったのかを…
物語っているのでは……?


