ソラナミダ

朝起きると、ぎしぎしと節々が痛んだ。


それもそのはず。

私はベッドから落ちて、フローリングの上で寝ていたからだ。




簡単な朝食をとり、仕事へ行く準備をすると…


髪をきっちりと結って、


父と母に、挨拶した。


「…いってきます。」




まだ痛む腰をトントンとたたきながら、
いつものように…


「いってきまーす!」


と、玄関の扉を開くと…、



ほぼ同時に、隣りの玄関の扉が開く。


昨日の今日で…、気まずい!



私は気づかないふりをして…颯爽と歩み始める。




「…あ…、ちょっと…。」


背後から、呼び止める声。




「平瀬さん!」


おっと…、
名指し!


不意に腕を掴まられ、動きを制される。


「…はい。」