「でも、可愛くなんかおめかしなんてするなよ。

他のオトコに気づかれたくないから、お前の魅力を…」

魔夜は激しく乱暴に、私のおへその辺りをキスと甘噛みで愛撫してくる。


「俺はお前が大好きだ!

お前も、俺の事が好きなんだろ?

…好きって、言ってみろよ!」

そう言って魔夜は私の長い黒髪を、愛おしそうに手櫛ですいて、その感触を楽しみながら、私の頬に優しくキスをする。

-あぁ…はあんっ…こ、こんな迫り方って…ズルいよ…-



気付けば、生まれたままの姿にされていた私、魔夜のなすがままに、甘くも、イジワルな行為が続けられ、抵抗どころか、もう、何も考えられなくなっていた私。

そして魔夜も、生まれたままの姿になって、私におおいかぶさってきた。

外灯だけが頼りの、薄暗い、部屋の、中。

二つのシルエットが、一つに…