しょうがなく、家にあがる。 「五十嵐くん、家族は?」 「親父はこの家でていった。母さんは一人で生活費稼ぐために夜の仕事してる。めったに家には帰ってこねーよ。」 「ごめん、無神経に聞きすぎた」 「別に。おかげでこうして女連れ込める訳だし?」 そう言って私の両手を壁に押しつける。 私は壁と五十嵐くんに挟まれる。 まずい。 この状況は、なんか‥