奥につれていかれる。
「井岡さん、大丈夫?」
「‥すいません‥大丈夫です」
「ごめんなー、母さんが変なこと頼むから。」
「あ、いえっ、‥」
陸さんが腕をはなす。
「井岡さん、可愛いから気をつけないと。また絡まれるよー?」
冗談っぽく言って笑う。
「すいません‥」
「いいよ!気にしないで、井岡さんは悪くないから。ただもうちょっとこう‥強気でさ‼あーいうやつらは邪険に扱っていいから‼」
「ふふっ、邪険って‥」
陸さんの言い方につい笑ってしまう。
すると陸さんも笑う。
「もう大丈夫?」
「はい」
「さっきあの人たちに注文されたの、井岡さん持っていける?」
「はい!あの‥邪険に扱うんで大丈夫です」

