その週末、オレが車で八尾茜の家に迎えに行くとマンションの下で緊張しながら彼女は立っていた


オレを見つけるとまたいつもの様にパッと顔を赤らめる


その姿がなんともいじらしい


「おまたせ、乗って」


彼女が助手席に座ったのを確認すると


まず、オレは昔からある赤いタワーへと車を走らせた