ひとしきりキスをした後、ベッドルームへと連れていかれる


「脱がせるのもったいないな」


と言う言葉とは裏腹にあっと言う間にドレスを脱がせてしまう匠


あらわになった私の肌に匠がスーッと舌を這わせる


その刺激に私はゾクリとする


匠はさらに全身を優しく舌で刺激していく


「千夏…愛してる」


そう言うと匠は私の奥深くへと入ってくる


その夜、初めて匠から言われた『愛してる』って甘い響きを


これから私は何千回、何万回と聞くのだろうか


私からもどれくらいの『愛してる』を匠にこれから伝えていくのだろうか


匠に抱かれながら甘く響くように私も初めて口にしてみる




「匠、愛してる」