〈千夏side〉


今、私は匠とスイートルームにいる


ソファーにゆったりと座る匠は私を自分の膝の上に乗せ


後ろから抱きしめるとさっきから首筋に何度もキスをする


「ドレスよく似合ってる」


「ありがとう。こんな素敵なクリスマス生まれて初めてだよ」


「これから何度でもしてやるよ」


「破産しちゃうよ?あっでもお坊っちゃんだから大丈夫か?」


とイタズラっぽく笑ってみせると


「それ言うなよ」


って唇を塞がれた