「今里、お前ここの箇所おかしいぞ。施主に確認した方がいいんじゃないか?」


「はぁ?そこ堀江が担当の営業に確認しておくって言ってたでしょ」


「違うだろ?あれはたしかに別の物件のーーー」


ってな具合でオレ達に甘い時間なんて当分来そうになかった


こんな状態でただ日にちだけが過ぎていた


今日もオレは日付が変わるギリギリに帰宅する


先に退社した今里からメールがきていないか携帯をチェックする






「何もきていないかぁ…」


まぁオレ達に限らず部署内全体が疲れのピークに達しつつあった


あのチャラメン(チャラいイケメンの事だよと今里に教えてもらった)の布施でさえ


チャラさが抜けて、ただのイケメンになってしまっている


まっそれはそれで良いと思うが