「…今日、お前に紹介していなかった人が来る。もうすぐ来るだろうから、準備しろ」

「それは、誰だ?」

「壬生浪士組のもう一人の局長、芹沢鴨だ。それともう一人の副長、新見錦」



芹沢に、新見…。

どちらも、未来では有名な人達だ。



「…分かった」


その二人に会うとなると、緊張が走った。


「特に、芹沢には気を付けろ。あいつは、常に酒で酔っている。あまり、近付かない方がいい。何かあったらすぐに来い」