「お前ら、随分楽しそうじゃねぇか」
「楽しいですよ?ね、千春さん」
「あ、あぁ…」
何だこの空気…。
ピリピリしている。
「総司、お前、明日が何の日か知っているか?」
「…何でしたっけ?」
沖田がそう言った瞬間、土方が眉間にたくさんの皺を寄せる。
そして、はあっと溜息をつく。
「明日は、一番組が巡察だ。そのついでに、松林の刀も買ってこい」
「分かりました。じゃあ千春さん、刀のついでに、日和さんの所にも行きましょう」
沖田の一言に、土方は更に眉間に皺を寄せる。
「甘味所は、非番の時に行け」
そう言うと、土方は戻っていった。