夢花火





「千春、行ってくる」

「あぁ。気を付けろよ」


新政府軍が、二股口に攻めてきた。

土方が率いて、それに応戦する事になった。


少しずつ、時は近付いて行く。


私は、怪我人の手当てに専念していた。


「もう大丈夫だ。しばらく安静にしていろ」

「ありがとうございます、千春さん」


土方は、大丈夫。

そう信じて、毎日を過ごしていた。