ガラッと、土方が勢いよく扉を開ける。 「──‼」 土方は、驚いて私を見た。 その隙に、外に飛び出す。 「おい、待てよ千春!」 走っている途中で、沖田と合流した。 「千春さん、 もう見付かっちゃったんですか⁉」 「だって…」 沖田と並んで、屯所の中を走り回る。 庭に出て、木の陰に隠れた。