ツンデレ彼女と無関心彼氏

「清くんと付き合ってんの!？」


「うん。あれ、言わなかったっけ？」




全くもって言ってないでごじゃるよ。いつの間にそんな事に!？




「清から告られてー、んで、OKした」


「軽っ！」


「いやいやだってね～？清ちょー顔真っ赤で～。もう可愛くてさぁ～っ」




ダメだ。これは長くなるヤツだぞ。


あたしは頭のアンテナでそう察知し、




「ノロケなら間に合ってますので！」


「…あっこら梓衣～!？」



教卓の上のノートを抱え、逃げるように教室を出た。