「表面ではさ・・・全然平気なフリもできたんだ。学校に行ったときも、なのはと冗談言い合う余裕もあったしさ・・・。」



 突然、大場さんが語り出す。



 何が言いたいのか・・・。



 とりあえず、彼女が話し終わるまでは黙って聞いていよう・・・。



「でもさ、今日二人でいるところを見たら絶えられなくなっちゃって・・・。ダメだね。私も。立ち直ったつもりでいたのに、簡単に崩れちゃった。」



 再び大場さんの瞳から涙があふれる。



 ・・・・・・・・・・・悔しい。



 その顔が言っていた・・・。