「無理に成就されなくてもいいってコト。」



「はぁ?」



「きっと、望巳には分からないだろうけどね・・・。」



「失礼な。」



 等と言いながらも、実際、さっぱり分からなかった。



 その後、二人はゲームセンターに遊びに言って、夜遅くなってから別れた。



 何事もない、普通の日常。



 次の日からまた雨の日が続き、次の梅雨の合間には大場さんに呼ばれたため、結局、亜紀とは、それから二週間は会うことがなかった・・・・。



 それが、何を意味するのかも分からずに・・・・・・・・・・・・。