狼先輩。


「え、わかんないの……?」



凛が首を傾げる。


だから、私は朝の手紙を凛に見せた。



「青春だねー♪」


と言いながら、ニヤニヤと私を見る凛。



「行ってきな!どんな人だったか教えてね」


「う、うん。行ってくる!」



心臓がドキドキ言ってる。


緊張するなぁ……。



私は、教室を出て、資料室へと向かった。