あの日から、千沙先輩はいつも大神先輩にタオルを渡したり、飲み物を渡したり……と、大神先輩に関する私のマネージャーとしての仕事をことごとく奪っていく。 休憩に入ると、あの甘ったるーい声で大神先輩に走っていく千沙先輩を見ると、イラッとする。 それに大神先輩はいつも笑顔で応えている。 その様子を見ていると、モヤモヤと黒いものが心の中に広がる。