狼先輩。



その笑顔に、なぜだか胸が締めつけられた。



私、元々は西村くんみたいな優しい人がタイプだったのに……。




優しくて、一途で……私だけを愛してくれて……。


なのに……。



正反対とも言える大神先輩を好きになっちゃっただなんて。




頭の中で、いろいろと考えていると、ポンッと西村くんが私の頭の上に手を乗せた。