「何か、輝樹がモテるの
当たり前だよね」
帰りの車の中
思わず 口に出てしまった。
「はっ?何 いきなり?」
「なんとなく・・・
そう思った」
「意味わかんねぇし。
つーか、俺がモテんのは
この顔しかねぇだろ?はは」
「顔だけじゃないじゃん」
「ん?あー性格もいいって褒めてんのか?」
「性格は良いとは言えないけど・・・」
「サラッとひでぇ事言うな。ははは」
「違うくて・・・・
普通できない事を
できるっていうか・・」
「んー?それ褒めてんのか?」
「一応・・・・」
「ならいいや。
春菜に褒められんなら
何だって
うれしいしな。」
ほらね・・・・
こうやって ふいに覗かせる表情とか、言葉とか
ほんっと・・・・
心臓に悪いし・・・