半年後―――――――――。 俺はものすごいスピードで快復していった。 なんだか、流香がそばにいる気がして。 涙はもう出なかった。 退院した今、 流香といつも歩いていた道を 一人で歩く。 そこに、小さな女の子が走ってきた 『おにいちゃんっ』 その子は俺の前に来ると はっきり、そういった。