「なぁ、姫奈」 バイクに戻る途中で呼びとめられた。 「…どうしたの?」 「俺、お前を幸せにするから…付き合ってくれねぇか?」 そう言って、あたしに渡してきた花束。 紫のチューリップがいっぱい…。 「この花言葉…」