始業式は眠くて、眠くて、必死にあくびをこらえていた。
今日は授業がなくて良かった。
あったら、間違いなく寝てしまった。

でも、何故か帰る時には頭がすっきりしてきた。

希美とランチするからだ。


「お腹空いた~のん、ご飯食べに行こう」
希美の席に行くと圭太くんもいた。

「ごめん、圭太一緒でもいい?」
隣りにいる圭太とちらっと見ながら言う。

「いいけど、もしかしてあたし邪魔じゃない?あたしは今度でいいから2人で行ったら?」
2人の邪魔しては悪い。

「いや、上原も一緒に行こう」
ちょっと慌てる圭太。

何?なんかあるの?

そこへ

「お待たせ!」
息を切らせながら…浩樹が近づいて来た。