「お前が泣くなら、

 意地でも俺は美弥と付き合う。

 遠恋なんか出来ないって

 思ってたけど・・・

 美弥となら、絶対できるから」



抱きしめてた手が、

徐々に離れていく



「・・・お前なら、

 この花の意味わかるよな?」



そう言って渡された、

水でぬれた向日葵



花言葉は―、

私はあなただけを見つめる



「美弥、俺を見てくれ」



・・・何回目だろう

死にたいと思ったのは



何回目だろう

ここまで想われたことは



「・・・・・・私は―、」





1つの言葉を、呟いた






~ Fin ~