「・・・わかりました。

 でも、今回の大会だけです。

 次の大会からは知りませんし、

 助っ人もしませんから」



それだけ言って席を立つ



「ありがとう。

 これで大会も安心だわ・・・」



そんな先生の呟きも無視して

部屋を出る



早くしないと、雅弥が待ってるかも・・・



私は、

急いで駐輪場まで向かった



蒼空は

黒い雲が渦巻いていた