いつの間にか眠ってしまった。 ザーッと激しい雨音を夢心地に聞きながら、しかしはっきりと目を覚ますことはなかった。 朝、目覚めるまで 雨だと気付いてからもしばらくは 殺人ゲームで真輝が言ったことなど 亜季の頭にはまるで無かった。 彼女がそれに気付くのは、学校に来ない1人の生徒に気付いてから…。