『凪さん!!』 ブシュッ 斬りつけられた右腕が紅に染まる。 久しぶりに味わった痛みが生きている証。 『くっ…!』 ビッ!放たれた矢は、一寸の狂いもなく敵の心臓を貫いた。 『凪さん!大丈夫!?』 瞬が飛んでくる。 『ごっめ〜ん! やっちった★へへ…』 『晴樹さん呼んでくる! すぐ戻るから待ってて!!』 『あ、瞬ちゃ‥』 呼び止める間もなく、瞬は姿を消した。