ジョアンは、ジョアンとも思えぬ姿に変わっていた。
いや、ジョアンだ。
しかし、獣に化してしまっている。
そこに、僕の知るジョアンの姿は無かった。
『ジョアン!!僕だよ!!』
『ガルルルル!』
歯を剥き出して、鋭い眼光で僕を睨みつける。
『ジョアン…僕のこと、忘れちゃったの…?』
僕は信じてる、君のこと。
『ジョアン、大好きだよ。』
流れた涙は温かい。
僕は涙を流して微笑んだ。
そんな僕に、瞳が一瞬、僕の知るジョアンに戻った。
『ジョアン!』
喜びの声を上げたときだった。
パンパンパンッ!
広い、広い、僕の部屋に、3発の銃声が鳴り響いたのは。


